高市総理大臣は13日午後5時半前、総理官邸で取材に応じ、パキスタンのシャリフ首相との電話会談について説明した。
午後4時すぎから15分ほど行われた電話会談について、高市総理は「米・イラン間の協議について、シャリフ首相をはじめとするパキスタン関係者の仲介努力に敬意を表し、これを支持する旨述べた」と明らかにした。
さらに、「最も重要なことは、今後、ホルムズ海峡の航行の安全確保を含む事態の沈静化が実際に図られることであり、協議を通じて最終的な合意に早期に至ることが重要だ」との日本の立場を伝えたと述べた。
ホルムズ海峡について、高市総理は「世界の物流の要衝で国際公共財であるホルムズ海峡の安定回復が急務であり、日本やアジア諸国を含むすべての国の船舶の自由で安全な航行が一日も早く確保されることが不可欠だと強調した」と明かした。
シャリフ首相から高市総理へは、11日から21時間にわたりパキスタンの首都イスラマバードで行われたアメリカのバンス副大統領らとイランのガリバフ国会議長らによる停戦協議について、パキスタンが果たした外交的な取り組みについて説明があり、「ホルムズ海峡の航行の安全に向け引き続き日本と協力していきたい」との発言があったという。
パキスタンは、アメリカとイランの停戦協議を仲介したが合意に至らず、アメリカがイランの港湾や沿岸地域に出入りする船舶に対する封鎖措置を日本時間の13日午後11時から始めると宣言するなど、情勢はむしろ緊迫している。