大相撲九州場所は21日が13日目です。朝乃山は、ここまで8勝4敗の東十両11枚目・玉正鳳を寄り切りで破り、10勝目を上げました。

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朝乃山は勝って二桁勝利となれば、再入幕への期待が高まる大事な一番。対するは東十両11枚目でここまで8勝4敗の玉正鳳。

相四つの一番です。立ち合い、相手の突きをはねのけ前に出て、素早く動き回る相手にも冷静に対応し寄り切りで白星。朝乃山らしい相撲で10勝目です。

この日の取組のポイントは「前に出る」気持ち。前日20日の取組で相手力士の頭がぶつかり、たんこぶができた朝乃山はその影響が心配されましたが、常に前に出る姿勢は変わらず白星をつかみました。

*朝乃山関
「相手が動き回る相手だったので、しっかり相手を見ながら攻められた。再入幕を目指すのであれば二桁勝利が必要だったので、きょう勝てたことは良かったし、あと2日あるので1日1番自分の相撲をとりきるだけ」

これで10勝3敗。9月の秋場所に続く二桁勝利となり、次の初場所では幕内復帰が期待できそうです。

いよいよ今場所もあと2日。十両優勝争いは1敗の新十両・藤凌駕を朝乃山と羽出山が星2つの差で追う展開で、朝乃山は優勝の可能性を残しています。

注目の22日は、1敗の藤凌駕との直接対決です。

そして富山市出身・序二段の鶴英山も21日に勝って7連勝とし、千秋楽の優勝決定戦で序二段優勝の期待がかかります。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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