8日に投開票された衆議院選挙において、自民党が単独で3分の2を超える316議席を獲得する歴史的な勝利を収めた。富山県内でも自民党の強さが際立ち、3つの小選挙区すべてで自民党候補が当選。さらに比例代表でも2人が当選し、県関係の衆議院議員5人全員が自民党という結果となった。

「高市フィーバー」が県内でも追い風に
富山県内3小選挙区における自民党候補の独占は今回で6回連続となった。特筆すべきは、今回の勝利が他党に比例復活を許さない「完全勝利」だったことだ。高市総理の人気が富山県でも追い風となった形だ。
1区は中田候補が分裂選を回避し勝利

富山1区では中田宏候補が当選を果たした。公示直前まで無所属での出馬を検討していた田畑氏が比例に回り、結果的に自民党の分裂選を回避できたことが最大の勝因となった。

中田候補は当初、知名度不足が懸念されたものの、横浜市長や参院議員としての政治経験が評価された。また、自民党の刷新への期待から、自民支持層だけでなく無党派層からも支持を集めた。高市総理と関係が近い中田候補は「高市フィーバー」の受け皿になったと分析される。
2区・3区でも自民候補が圧勝

2区では高市内閣で国交大臣政務官を務める上田候補が3回連続の当選を果たした。自民党と日本維新の会の支持層から着実に票を固めての勝利となった。

3区では橘候補が7回連続の当選を果たした。前の石破政権時代に内閣官房副長官を務めた実績や知名度を活かし、終始盤石の戦いで圧勝した。
比例代表でも圧倒的な強さ


県関係者では、小選挙区の3人に加え、比例代表に転出した田畑裕明氏と30歳の新人・古井康介氏も当選。富山県関係の衆議院議員は合計5人となり、全員が自民党という結果になった。
自民党の圧勝ぶりを象徴する出来事として、比例代表北陸信越ブロックでは、自民党が5議席を獲得しながら、名簿に登載した候補者が足りず、結果として余った2議席を他党に譲ることになった。これは、自民党がさらに候補者を立てていれば、より多くの議席を獲得できていたということになる。
野党は苦戦、中道は「失策」と分析

一方、野党は富山県内で議席を失う形となった。特に衆院選直前に結成された中道は、得票率においても自民党に大きく差をつけられた。
十分な議論がなされないままの新党結成は有権者から受け入れられず、党の看板を変えたことは失策だったのではないか。
(富山テレビ放送)
