今回の衆院選、ライブBBTでは富山1区で独自調査を行いました。調査では今回、歴史的な圧勝を収めた自民党の対応を有権者がどう見たかを探りました。
まず、中田さん当選の最大の要因は自民党の狙い通り、分裂選挙を回避したことと先程、お話ししましたがそれを裏付ける調査結果がこちらです。
前回、おととしの衆院選で田畑さんに投票した人の85%が今回、中田さんに投票し、公認候補を田畑さんから中田さんに差し替えた効果がストレートに表れています。
そして前回、立憲民主党の山さんに投票したうちの35%も今回、中田さんに投票しています。
田畑さんは、前回の選挙でもすでに自らの問題でいわば逆風の中にいましたのでその批判票として、山さんに流れていた票が戻ってきたと見て取れます。
これが自民党の圧倒的な得票につながったと…。
次に選挙区の中田さん、そして、比例代表で自民党に投票した人にこんな質問をしました。
「不適切な党員登録問題が相次いで発覚した自民党の改革は必要か?」
前回の選挙から続く田畑さんと自民党の対応に有権者は納得しているのかを探るためで、中田さんに投票した人も比例で自民党に投票した人も3分の2が「改革が必要」と答えました。
この結果について北陸の政治に詳しい拓殖大学の河村和徳教授は、自民党圧勝の裏で有権者の目はより厳しくなっていると指摘しています。
*北陸の政治にも詳しい 拓殖大学 政経学部 河村和徳教授
「根っから自民党を応援しているというより猶予期間が与えられているということ。前回の選挙で山さんに投票した人の中に(田畑さんに)お灸を据えたと思っている人がいる。きちんと対応しないと自民党から支持者が離れていくことになる。お金の流れとかの透明性に関して、党内ガバナンス(統制)に関して承認を得たというわけではないことを刻んでおかないといけない」
高市総理は自らの信任投票で圧勝したと思っているかもしれませんが、富山県内の有権者はあくまで白紙委任ではないという意識です。
そして、今回の選挙、投票率は県内全体で53.25%、前回選挙よりも1.44ポイント減少し、過去3番目に低くなりました。
小選挙区ごとにみると1区が50.10%、2区が52.08%、3区が56.41%でした。
前田さん、この結果をどう見ますか。
36年ぶりの2月選挙、大雪の中での選挙となり、投票率の低下が懸念されていましたが、そこまで下がらなかったという印象です。
その大きな要因とみられるのが、期日前投票です。有権者数に占める割合が28.86%と過去最も高くなりました。
急転直下の選挙で一部地域で投票所入場券の発送に遅れが出たことなどで序盤は低調でしたが、投票日当日の8日が雪の予報となってから、県などが期日前投票の利用を呼びかけ、後半にかけて急増しました。
また、与野党ともに「消費税の減税」という暮らしに直結する争点を掲げたことや自民党の大勝を踏まえると去年10月に就任した高市総理の人気が影響したとみられます。