世界で193の直営店を展開するオニツカタイガー。
人気ブランド“NIPPON MADE”に宿る匠の技、ものづくりの心とは。

たたいて縫って、職人の手によって一つ一つ丁寧に作られるシューズ。

世界が認める匠の技。
そこから生まれる唯一無二のブランド価値とは。

1月に鳥取・境港市に誕生した「オニツカイノベーティブファクトリー」。

スポーツメーカー「アシックス」の人気ファッションブランド「オニツカタイガー」の初めてとなる専用工場です。

開所式には鳥取県の平井知事の他、アーティストの山下智久さんも訪れ、自身が監修したオリジナルシューズもお披露目されました。

山下智久さん:
オニツカの持っている日本の技術や職人さんの思いを世界にというレガシーに共感して。

境港市はアシックスの創業者・鬼塚喜八郎氏の生誕の地。

オニツカタイガーは1970年代まではスポーツシューズのブランド名でしたが、2002年にファッション性を強調したブランドとして復刻しました。

工場にはギャラリーとショップも併設されていて、歴代の人気シューズが展示されている他、ここでしか手に入らない限定モデルも販売。

さらに、世界初となるカスタムシューズもオーダーでき、色やデザインを自由に選べ、文字や刺しゅうもお好みにアレンジできます。

2025年の売り上げ見込みは1280億円。

海外での人気も高く、世界に193の直営店を展開しているオニツカタイガー。

その人気の秘密は。

オニツカタイガーカンパニー・庄田良二カンパニー長:
手でしかできないことがどれだけあるかどうか。すごく大切なことだと思っています。人間の手を使ってものづくりをするというのは、すごく大切な作業であり、それがお客さまの信頼としてつながっていったり、お客さまの五感を刺激する。

熟練の職人による徹底した手作りへのこだわり。

シューズは、細かく裁断されたパーツを職人が一つ一つ丁寧に縫い合わせていきます。

オニツカが長年培い受け継いできた匠の技。
機械による量産では決して再現できない、これぞ“NIPPON MADE”です。

そして数多くの試作品がある部屋には、デザイン・色・履き心地など、ここでしか作れないシューズを目指して、試行錯誤を繰り返した職人たちの思いが詰まっています。

いったん組み上がったシューズを、水などの液体で手洗いしている様子がみられました。

レザーの素材をあえて手洗いすることで、独特の質感を生み出すといいます。

こうして2つとして同じものはない、唯一無二のシューズが生まれるのです。

オニツカタイガーカンパニー・庄田良二カンパニー長:
ここは基本的に匠の技を追求していく。我々の技術というのはデータ化ができない。データ化できないものを技術として積み重ねていくことがオニツカイノベーティブファクトリーの大切なところ。これを世界に発信していく。

今後は国外からも人材を受け入れ、職人技を伝える拠点としての役割も。

日本のものづくりの魂は世界へと広がっていきます。