髙島屋と事業投資会社・マーキュリアインベストメントは4日、中小企業を支援する「百年のれんプロジェクト」を開始すると発表した。
創業100年以上の老舗企業や、和菓子・工芸品など百貨店と関わりの深い伝統的な商品・サービスを手がける中小企業などを対象に、事業承継や資金調達など経営の持続性に課題を抱える企業を支援する。
百貨店と投資会社のノウハウを生かした経営コンサルティングや販路拡大、マーケティング支援だけでなく、出資や融資も行う。
出資は、議決権の過半数を持たないマイノリティ出資を基本としている。
買収や事業譲渡を前提とせず、これまで日本には少なかった「のれんを継続」することで、老舗が培ってきたブランドや技術を守り、次世代につなげていく仕組みを作る狙いだ。
帝国データバンクの調査では物価高や人手不足の影響を受け2025年の倒産件数は12年ぶりに1万件を超えたなか、髙島屋は、伝統文化や技術を持つ中小企業の「新たな選択肢」を提示したいとしている。
髙島屋とマーキュリアは、2年後をめどに数十億円規模のファンドを立ち上げ、中長期的には数百億円規模まで拡大を目指す。