高円宮妃久子さまは4日、横浜市で開かれた日本に滞在する外交官が日本を撮影した写真展をご覧になりました。
この写真展、「にっぽん大使たちの視線」は駐日大使をはじめとする各国の外交官がとらえた日本の姿を写真で表現してもらおうと1998年に高円宮さまや故・橋本龍太郎さんらの尽力で始まりました。
28回目の今回は、「Rhythm of Life in Japan」をテーマに36の国と地域の57人の外交官から応募があったということです。
久子さまや選考委員長の中曽根弘文参議院議員により高円宮殿下メモリアル賞にはノルウェー大使館の外交官が撮った「小さな親切な魚屋」が、グランプリにはロシア大使館の一等書記官の「雪にたたずむ木々」が選ばれました。
今回は巡回展の最後で、久子さまは、次のようにおことばを述べられています。
「日本人からすると、自分たちを見つめる観点とは違う観点から切り取った日本になります。その写真を見ると新鮮な驚きもあり、色々な方々にこのように私たちの国を見てくださっている、歴史を感じてくださっている、伝統を重んじてくださっているというところに感動するのではないかということで始まった展覧会です」
「去年の大阪の万博もそうですし、根底が展覧会も同じなのですが、どのようにしてお互いの文化を尊重し、お互いが仲良く生活できるか、というのも平和への、当然ながら近道です」
オープニングセレモニーに続き、久子さまによるギャラリートークも行われ、この中で、今回出展された鳥の写真について説明されました。
久子さまは、以前は、鳥をテーマに写真を撮り続けてきたため、この展覧会には鳥の写真は出さないようにしようと思い、景色など違う場面の写真を見てもらうチャンスと思い、出されていたということです。
しかし、余りに大使方のレベルが上がってしまい、スナップで撮った写真が出しにくい、恥ずかしいと言うことになり、ここのところ鳥の写真を出されるようになったということでした。
そして今回のキンクロハジロという鳥の写真については「水紋が出来ているというのは静かにみえるけれども、下で足を動かしているので水紋ができるんです。なので(今回のテーマ)リズムを刻んでいる」と説明をされました。
この写真の題名には和歌も付いていました。
「緑の波紋さやかなる 青葉映れる池の面に 波紋を引きてキンクロハジロ」
(フジテレビ 社会部)