整備方式・ルートが決まらず協議が進まない「九州新幹線長崎ルート」問題にどう向き合うのか。「減税日本・ゆうこく連合」「参政党」「自民党」の三つ巴の戦いとなった衆院選・佐賀1区の候補者にきいた。

レールが途切れたまま協議は膠着状態

九州新幹線長崎ルートは、西九州新幹線が開業したものの、新鳥栖-武雄温泉間の整備方式・ルートが決まらずレールが途切れたままとなっている。佐賀県、長崎県、JR九州、国の意見が食い違い、協議が進まないからだ。

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佐賀1区には、減税日本・ゆうこく連合の前職、原口一博さん(66)、参政党・新人の重松貴美さん(36)、自民党・前職の岩田和親さん(52)の3人が立候補(※届け出順)。

財政負担や並行在来線の問題なども絡み打開策が見えていない九州新幹線長崎ルート。この問題にどのように向き合うのか、候補者3人にそれぞれの考えをきいた。

「自民党政府与党が責任を取るべき」

新党「減税日本・ゆうこく連合」を立ち上げた原口一博さんは「自民党政府与党が責任を取るべき」と訴え、「佐賀空港と九州新幹線のリンク」を主張する。

減税日本・ゆうこく連合 原口一博候補:
「これはですね、まず、自民党政府与党が責任を取るべきなんですね。フリーゲージで大丈夫だって言うから、つまり簡単に言うと、お寿司のね、並でいいよって言って、佐賀県民は並かなと思ったら、いきなり特上になっているわけです。その差額の分を払えと」

「それからルート。ルートは私はですね、県議会議員のときにやっていた佐賀空港と九州新幹線がリンクするやつ。日本の中で高速交通体系がそれぞれリンクしているのはあんまりないんですよ。佐賀空港からやったほうが、佐賀県民の負担も低くて済む。そして、今の空港よりちょっと北側になりますけどね。併せて、僕は航空大学校を佐賀に持って来ようと思っていて、そういう航空のまち佐賀、そして新幹線・組み合わせていきたいと思います。在来線もしっかりと支えて」

「新幹線 全国を張り巡らせるべき」

参政党の重松貴美さんは「新幹線が通っていないことで不便に感じている人もいる」「全国を張り巡らせるべき」と訴える。

参政党 重松貴美候補:
「地域住民の方のご理解を得ながら必ずこれは進めていかなければならない事業だと思っています。民主党政権時に公共事業悪玉論が語られて公共事業がストップしてしまったといったそういう時代があったんですけど、これも失われた30年の中の一つで、日本の経済が成長しなかった理由の一つなんですね。国債を発行できるのは公共事業になりますからしっかり財政投資を行う。そして日本の中小企業の皆さんに投資をして日本の経済を活性化させていく」

「新幹線が通っていないことによって不便に感じていらっしゃる方もいらっしゃいますので、そういったところはしっかりと全国を張り巡らせるべきだと思います。あとは今そういうお金が結局中国とかメガソーラーとか風力発電とか、そういう方にお金が流れていますから、そういったことじゃなくて、やはり日本の経済をしっかり日本で立て直していく。そういう流れを作っていかなければならないと思っています」

「全線フル規格化、佐賀駅ルートを」

自民党の岩田和親さんは「西九州新幹線は全線フル規格化、そして佐賀駅ルートを選ぶべき」と主張。「論点を明確にしていく」必要性を訴える。

自民党 岩田和親候補:
「私は、西九州新幹線は全線フル規格化、そして佐賀駅ルートを選ぶべきだとこのように考えております。ただ、まだまだ国と佐賀県との間の議論も深まっておりませんし、まだ論点も明確ではない現状だということであります。やはりしっかり議論が深まって、私は論点を明確にしていく、このための取り組みをまずしっかりやっていきたいと考えています」

「そしてその中で私はおそらくこれはやっぱり地元の負担金の問題、そしてまた並行在来線の問題、そしてこの広く地域の振興、これはやっぱり新幹線の影響で光と影といったものが佐賀県にできるべきではありませんので、こういった点を含めてもっと論点が整理されたら、これをやはり佐賀県のためにプラスになるように全力で国に働きかけていく、こういった取り組みをやっていきたいと考えております。やはり私、新幹線、全国的な計画ですし、これは間違いなく佐賀にとって未来への投資です。これをしっかりやっていきます」

サガテレビ
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