いよいよ公示をあす27日に控えた衆議院議員選挙。解散後初となった週末、早速、立候補予定者たちの動きも慌ただしくなっていました。県内注目の選挙区を中心にその模様をお伝えします。
■広島4区
先週金曜日の衆議院解散。
来月8日の投開票まで戦後最短となる16日間の超短期決戦が動き出しました。
その日の夜、前職議員たちが続々と広島入りし意気込みを語りました。
【維新・前 空本誠喜氏】
「小選挙区1本勝負、背水の陣をしいて戦わなければ中国地方で議席を獲得することはできない。何としても勝ち抜いていきたい」
【自民・前 新谷正義氏】
「改めて国民の皆さんに信を問うという緊張感の中にいるところ。強い経済をいかにして築いていくか、私の政策と党の政策をしっかりと訴えたい」
広島4区は、おととしの衆院選から適用された小選挙区の区割り変更によって大票田である東広島市と呉市が1つの選挙区に含まれました。
前回、この4区を制したのが日本維新の会・前職の空本誠喜氏。
一騎打ちとなった自民党候補を僅差で破り、3度目の当選を果たしました。
自民・維新による連立政権となった新たな枠組みの中で、空本氏は政策の立案に携わっている今の立場を大きな強みとしてアピールします。
【維新・前 空本誠喜氏】
「地域の特性を理解した上で地域をどう活性化させるかということは言わなければいけない。他の候補者と比べて地域をくまなく歩きこんでいて、そこが私の強みであって、それを強く訴えていく」
【自民・前 新谷正義氏】
「明けましておめでとうございます」
真冬の超短期決戦に向けて気を引き締めているのは、自民党・前職の新谷正義氏。
前回衆院選は比例単独に回りましたが、今回はかねてから希望していた小選挙区で6選を目指します。
週末には主な拠点である東広島市を回り臨戦態勢です。
【自民・前 新谷正義氏】
「生活に関して物価高でみなさん苦しんでらっしゃると思います。限られた期間ではありますけれども、できるだけ多くの皆様とお会いして、信任を得て国政の場でまた仕事がしたいと思っている」
自民・維新の与党対決に待ったをかけたいのは国民民主党の新人・鍋島勢理氏です。
【国民・新 鍋島勢理氏】
「私の強みは現役世代当事者であるということ。目の前の暮らしだけではなく未来を見据えた国づくりを国民民主党の一員として、対決より解決の姿勢でしっかりと取り組んでまいりたいと思います」
2023年に東広島市議会議員選挙にトップ当選し、在職中の去年10月にはすでに国政への挑戦を表明。
衆議院解散・翌日の24日には早くも国民民主党の玉木雄一郎代表が応援に駆け付けました。
【国民・新 鍋島勢理氏】
「(玉木代表が)解散後初めて応援に入ったのが広島4区の呉ということで私自身も身が引き締まる思い。しっかり頑張ってまいります」
連立与党の前職同士がぶつかる異例の構図に、躍進を続ける野党の新人が挑む広島4区。有権者の投票の行方が注目されます。
■広島3区
そして、今回の衆院選から大きく構図が変わる広島3区では…
衆議院解散後初めて地元入りした自民党・前職の石橋林太郎氏。
24日、住民に向けた座談会を開催しました。
【自民・前 石橋林太郎氏】
「石橋と申します。よろしくお願い致します」
これまで過去2回比例区で当選を果たしたが、小選挙区から挑戦するのは、今回が初めて。
広島3区は河井克行元法務大臣らによる大規模買収事件で、自民党は過去2回候補者を立てず、公明党・斉藤鉄夫代表の応援に回りました。
石橋氏は、参加者ひとりひとりと挨拶を交わし認知度の拡大に力を入れます。
【自民・前 石橋林太郎氏】
「石橋林太郎の名前、石橋林太郎がどんな思いで政治活動をしているのか、ひとりでも多くの方、もう一人もう一人先に繋いでいってもらえるように」
座談会では高市政権の看板政策である”積極財政”や”防衛力強化”についてアピールします。
【自民・前 石橋林太郎氏】
「投資をしてきていないから日本の経済が膨らんでいない。だからこそこれまでの政策と方向を変えていこうと」
ただ、自民・公明の連立政権解消で、厳しい選挙戦になると言います。
【自民・前 石橋林太郎氏】
「公明党の支援者の方の投票行動は大きく変わると思う。公明党の票、有権者の動きが選挙の結果に大きく影響を及ぼすことは間違いない」
立憲民主党と公明党が「中道改革連合」を結成したことを受けて、斉藤代表は比例に回ることが決定。今回の選挙戦では公明党支持層の票の行方が大きなカギを握ります。
一方、前回争った斉藤氏の応援を受け、今回、「中道改革連合」から立候補を表明した前職・東克哉氏も支持固めを急ぎました。
【中道・前 東克哉氏】
「自民党にちゃんと対峙できる塊を作らないと、今回の解散みたいに、自民党の総裁が変わったら、また解散総選挙をする。何のための政治なんだと。政治のための選挙なのか、選挙のための政治なのか。今は選挙のための政治になっている。だから大きな塊を作って中道改革連合が出来上がった」
集まった支援者らに新党が結成された経緯や党の政策などを説明した上で「政治を大きく変えていかなければならない」と訴えました。
今回支援を受ける斉藤氏からは、力強い言葉をもらったといいます。
【中道・前 東克哉氏】
「斉藤代表が比例区で出ると言われたから、暗に言うと東克哉、小選挙区で勝って来いよと。私もスイッチが入ったし、いろんな人の思いを含めてこの戦いをしっかりやっていかないといけない。(公明支持層に)支援をこちらからアプローチというより、見定められているという視点で戦っていきたい」
中道・斉藤共同代表と新しいタッグを組み、選挙戦に臨みます。
このほか、広島3区には共産党・新人の高松史子氏、参政党・新人の田中淳子氏、無所属・新人の玉田憲勲氏が立候補を予定しています。
■広島6区
そして、広島6区では6選を目指す自民党・前職の小林文明氏が、この週末に立候補を表明。
【自民・前 小林史明氏】
「企業の皆さんの設備投資を徹底的に応援して供給力を上げていく。これからは規制改革、働き方改革の見直し、さらに供給力強化のための地域の中堅中小企業、ここを後押ししていく政策が重要です」
中道改革連合は新人・はたともこ氏が選挙戦に挑みます。
【中道・新 はたともこ氏】
「生活者、真の民主主義を取り戻していきたい、暮らしやすい社会にしていきたい。特にこの福山においては、中学校給食の無料無償化、これは当然速やかに実現すべきである」
このほか広島6区には共産党・新人の高木武志氏が立候補を予定しています。