19日に発生した最大規模の「太陽フレア」の影響で、20日から21日にかけて欧州や日本各地で幻想的なオーロラが観測された。気象庁は今回のフレアの影響で、約2年ぶりとなる「磁気嵐」が観測されたと発表。GPSや航空・船舶無線などに影響が出る可能性があるとして、注意を呼びかける。
グリーンランドやカナダでも“幻想的な光”
夜空を舞う緑の帯、ヨーロッパ各地で観測されたオーロラが20日夜、日本でも観測された。

その美しさの一方で、様々な影響が心配される事態となっている。
夜空を染める赤と緑の光はイギリス北部・スコットランドでカメラに収められたオーロラだ。
またグリーンランドでは、緑の光が円を描くようにゆらめき、カナダでは空全体が幻想的な光に包まれた。

19日夜から20日未明にかけてドイツ、フランスなどヨーロッパの広い地域でオーロラが観測された。

20日夜からは、日本でも各地で確認された。
21日午前2時頃から4時頃にかけて北海道の東部・白糠町で撮影されたオーロラの様子だ。
撮影者:
何回かオーロラ撮影は成功しています。青い筋が何本か入っているのですが、青い筋のオーロラはなかなか撮ったことはなかったのでうれしかったです。

オーロラは20日午後6時〜9時頃、北海道北部の名寄市でも見られた。
撮影者:
最初見えたときは結構高い位置まで赤いなと思った。北極星くらいの高さまで見えていたので、すごく満足です。お〜出た出たって感じだった。
「Xクラス」の爆発現象が招く“通信リスク”
オーロラが確認されたのは、北海道だけではない。
岩手・宮古市で20日午後8時半〜9時半頃、撮影されたオーロラだ。夜空がほんのりと赤く染まっているのがわかる。
今回は、なぜ世界のこれほど広い範囲でオーロラが確認されたのか。

山陽学園大学 講師・米田瑞生さん:
1月19日に太陽でフレアと呼ばれる爆発的な現象が起きて、この現象に伴って大量のプラズマが宇宙空間に放たれた。それによってオーロラが激しく起きるような現象が起きていて、これが「オーロラブレイクアップ」と呼ばれる現象です。
今回の太陽フレアは、Xクラスと呼ばれる最も規模の大きなフレアだったという。

山陽学園大学 講師・米田瑞生さん:
太陽風は太陽から吹き付けている風のようなものがあって、普段フレアが起きてから地球に到達するまで約2日かかっているのが、今回(フレア発生から)1日で着いている。なので、高速の太陽風と特徴づけられています。

一方で、気象庁は今回の太陽フレアの影響により、約2年ぶりに「磁気嵐」を観測したと発表した。
GPS機能や船舶や航空無線などに影響が出る可能性があると、注意を呼びかけている。
(「イット!」1月21日放送より)
