瀬戸内海で養殖カキの大量死が問題となっている中、水産庁の長官が1月15日の香川の視察に続き、16日、瀬戸内市を視察しました。

午後1時半ごろ、瀬戸内市邑久町の漁協を訪れた藤田仁司長官。16日に水揚げしたばかりの養殖カキの成育状況を確認しました。

(邑久町漁協協同組合 松本正樹組合長)
「空洞になっている。(身が)入っているものは口が閉まっているが、死んでいるものは口が開いた状態。こっちも開いている」

この漁協では水揚げした養殖カキのうち2、3年かけて育てたものの約9割が死んでいるほか、出荷のピークを迎えた1年ものも約5割が死んでいます。藤田長官は一部、非公開で漁協関係者などと意見交換を行い、原因の究明や生産者への支援などを求める声を聞いたということです。

(水産庁 藤田仁司長官)
「シーズンとしては育ちが悪いかなという印象は拭えなかった。色々な意味で経営環境の変化があると思うが、そういった中でも経営を継続していける希望が持てるような施策の展開が必要だと認識した」

(邑久町漁協協同組合 松本正樹組合長)
「経験したことがない1年もののカキの“へい死”は本当に初めてのこと。これから10年、20年、30年カキ養殖をやっていくために乗り切っていく支援をもらいたいという話をした」

国は被害を受けた生産者に実質、無利子で融資するなどの支援を行っていて、必要な場合は相談窓口も利用するよう呼び掛けています。

岡山放送
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