宮崎市役所近くの大淀川で1月5日に発見された不発弾の処理作業が17日に行われる。現場から半径約400メートルの範囲が警戒区域に指定され、約1100世帯、約1700人に避難指示が出される予定だ。現場周辺では飲食店や不動産店が臨時店休を決めたほか、ホテルでは宿泊時間の短縮を余儀なくされている。市は保育施設に対しても休園を依頼しており、地域全体で安全確保に向けた準備が進む。市民生活や経済活動への影響を最小限に抑えつつ、当日の作業を待つ状況だ。
17日に不発弾処理を実施
宮崎市役所近くの大淀川で1月5日に発見された不発弾について、宮崎市は1月17日の午前11時から処理作業を開始すると発表した。
作業に伴い、現場から半径約400メートルの範囲が警戒区域に設定される。この区域内には約1100世帯、約1700人が居住しており、当日は対象となる全員に避難指示が出される。
区域内1370カ所にチラシ配布
避難の周知を徹底するため、14日朝から宮崎市が委託した業者の担当者が区域内を巡回した。
住宅やマンション、事業所など約1370カ所を対象に、合計約3400枚のチラシを配布した。
チラシには処理の開始時刻のほか、避難所の場所、当日の交通規制の範囲といった詳細が記載されている。担当者は一軒一軒を訪問し、17日の午前11時から作業が始まることや、速やかな避難への協力を直接呼びかけた。
住民からは不安の声も
不発弾の処理を前に、警戒区域内に住む住民の間では緊張が広がっている。
ある住民は、いつ爆発してもおかしくない状態であるため正直に言って怖いと心境を吐露した。当日は有給休暇を取得し、親と一緒に避難する予定であると話した。
また、別の住民は、外出の予定を立てることで対応し、何事もなく迅速に処理が終わることを願っていると語った。
飲食店にも影響が…
宮崎観光ホテル近くの “釜あげうどん 重乃井” は、警戒区域が正式に発表された8日に店休を決定した。
店頭への張り紙や公式Instagram(インスタグラム)を通じて周知を図っている。
女将(おかみ)の伊豫展子氏は「飲食店は前日から準備が必要だが、当日の作業終了時間が未定のため開店できない。従業員の通勤もあり、安全を第一に考えて協力することにした」と語った。
宿泊客への影響と店舗休業
処理現場から約150メートルの距離にある “宮崎マンゴーホテル” では、17日のチェックアウト時間を通常の午前11時から午前9時30分に繰り上げる。
チェックイン時間も午後3時から午後5時以降に変更する措置を取る。運用の変更は、宿泊客に対して電子メールで個別に通知する方針だ。
また、ホテルと同じ敷地内の “アパマンショップ 宮崎市役所前店” も、17日は終日店休する。当日は4組の来店予約が入っていたが、別の日時に変更してもらうなどの対応を進めた。従業員は「不発弾の件を伝えると、利用客も内容を把握しており、スムーズに理解を得られた」と話した。
保育施設も代替場所を調整
宮崎市は、警戒区域内にある3つの保育施設に対し、17日の休園依頼と代替施設の案内を文書で通知した。
保育が必要な場合には小戸保育所を使用できるとしている。
このうち定員110人の “橘保育園” では、通常土曜日でも50人から60人の利用がある。園側は同じ社会福祉法人内での代替施設を調整しており、利用者が多い場合には市が提示した小戸保育所の使用も検討する方針だ。
(テレビ宮崎)
