感染力が極めて強い麻しん、いわゆる『はしか』の感染者が福岡県内で2026年、初めて確認されたことが判明した。
“最強クラス”とされる感染力
福岡県は、2月22日までの1週間の感染症情報を26日に発表。県内で2026年、初めてとなるはしかの感染者が確認された。感染したのは、久留米市に住む40代で、海外への渡航歴があったという。

はしかは10日ほどの潜伏期間を経て風邪のような症状が2~3日続いた後、39度以上の高熱と発疹が出るのが特徴だ。

24日には、愛知県の高校で12人の集団感染が発表されるなど、今、全国で報告が相次いでいる。

『せき小児科・アレルギークリニック』(福岡市城南区)院長の関真人さんによると「1000人に1人は死亡率があるという重篤化することがある病気。合併症で脳炎を起こすと発達の遅れや運動の障害など、後遺症が残ることもある」という。

脳炎や肺炎などの合併症を引き起こす恐れもあるのだ。

そして、最大の特徴はインフルエンザと比べ、感染率が10倍高いということだ。

はしかは、接触感染や飛沫感染に加え、空気感染することから、マスクや手洗い、うがいでは防ぐことができず、感染者と同じ空間にいるだけでほぼ確実に感染するといわれている。

身を守ることができるのは予防接種(=ワクチン)を打つこと(関真人院長)だという。
身を守ることができるのは『ワクチン』
はしかは『1歳』と『小学校入学前の1年』の2回のワクチン接種で95%以上の確率で感染を防ぐことができるとされている。

しかし街で尋ねると「私は打ったか分からない。親に聞いたこともない」(30代・女性)。

「はしかは…受けたかな。小さい頃なので記憶にない」(60代・男性)とワクチン接種の記憶は曖昧だという答えが多く聞かれた。

関真人院長は、ワクチンを接種しているか分からない場合には、母子手帳の確認や抗体検査をした上で、必要であればワクチン接種をすることを勧めている。
「ワクチン供給量は確保されている」
はしかのワクチンを巡っては2025年、製造する国内3つのメーカーのうち1社が出荷を停止。全国のクリニックで入手困難な状況が続いた。

しかし、それに対して関真人院長は「今、ワクチン供給量は充分ある。定期接種の時期にワクチン不足で打てていない人や、或いはそのまま忘れている人もいると思う。そういう子どもは打った方がいい。アメリカの例では最近、接種率の低い地域で感染者が増えた。ワクチンを打つ人が減ると社会全体ではしか感染のリスクが上がる」と話す。

厚生労働省は、子どもだけでなく、大人に対してもワクチン接種の検討を呼びかけている。
(テレビ西日本)
