鹿児島市出身の映画監督・伊地知拓郎氏の初監督作品となる映画「郷」が全国で公開され、鹿児島市内の映画館で舞台挨拶が行われた。オール鹿児島ロケで製作されたこの作品は、地元の美しい自然を背景に描かれた青春ストーリーだ。

地元の風景が彩る青春映画

映画「郷」は、高校球児「岳」が主人公となる物語である。野球部内での人間関係に苦しむ岳が、幼なじみとの再会をきっかけに前向きな気持ちを取り戻し、生きることの大切さを学んでいく姿を描いている。

鹿児島の風景が胸を打つ初監督作『郷』
鹿児島の風景が胸を打つ初監督作『郷』
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作品の特徴は、桜島や吹上浜といった鹿児島の象徴的な自然が随所に登場する点だ。監督自身が生まれ育った鹿児島の風景が、青春の苦悩と成長を彩る重要な要素となっている。

高校球児の悩みと鹿児島の風景が共鳴
高校球児の悩みと鹿児島の風景が共鳴

満席の舞台挨拶で語られた制作秘話

鹿児島市内で行われた舞台挨拶には、伊地知拓郎監督と小川夏果プロデューサーの2人が登壇した。満席となった劇場の観客を前に、伊地知監督は映画製作のきっかけについて語った。

「あんなに『離れたい、出たい』と思っていた鹿児島、日本に対して郷愁。外に出て鹿児島、日本の自然、文化の美しさに気づいた」と監督は述べ、故郷を離れた経験が映画のテーマに深く関わっていることを明かした。

鹿児島で生まれ育った伊地知監督にとって、地元の自然は当たり前の風景だったが、いったん離れてみることで、その素晴らしさを再認識したという。その気づきが「郷」というタイトルにも表れている。

観客の心に響く物語

舞台挨拶に参加した観客からは「心に響いた、すごく感動した」という感想が寄せられた。

鹿児島の自然や風景は単なる背景ではなく、主人公の心情と共鳴する重要な要素として描かれており、それが地元観客の共感を呼んでいる。

全国で公開中

映画「郷」は現在、鹿児島市の鹿児島ミッテをはじめ、東京や大阪など全国の映画館で公開されている。地方発の作品が全国規模で公開される機会は多くはなく、鹿児島市出身の映画監督による作品として注目を集めている。

鹿児島の風景があなたの“青春”を揺さぶる
鹿児島の風景があなたの“青春”を揺さぶる

郷愁と成長をテーマにした本作は、ふるさとの景色を懐かしむ人々や、青春の悩みに共感する若者たちの心に届く作品となっている。

(動画で見る▶オール鹿児島ロケの映画「郷」の公開 鹿児島市出身の映画監督が舞台挨拶)

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鹿児島テレビ
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