鳥取県と島根県で1月6日、最大震度5強を観測する地震がありました。この地震では、「長周期地震動」と呼ばれる揺れの中で、最も大きい「階級4」が観測されています。宮城県に住む私たちも気をつけるべき点を専門家に聞きました。

6日午前10時過ぎ、中国地方で発生したマグニチュード6.4の地震。震源は島根県東部、深さ11キロの浅い内陸で、最大震度5強を観測しました。

東北大学災害科学国際研究所の遠田晋次教授です。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「陸地の直下で起きたので、震源が非常に浅いので局所的に非常に強い揺れ。離れると弱まる傾向がある。海ではないので津波は全く起きなかった」

今回の地震では、「長周期地震動」の中で、最大の「階級4」が観測されました。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「ゆっさゆっさ揺れる波が、地震から発せられる波の中に入っている。それが軟弱な地盤と共鳴して1秒から8秒ぐらいゆっさゆっさという揺れが強調される」

長周期地震動は、高い建物で揺れが増幅するのが特徴です。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「実際、仙台市のような高層の建物がある程度ある都市では、こういった地震動には非常に注意が必要だと思います」

「階級4」は立っていることができず、固定していない家具の大半が倒れるおそれもあるとされています。長周期地震動への備えとして重要なのは…。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「基本は家具の固定ですね。それが一番だと思います。あとはエレベーターなど損傷したり止まったりする可能性があるので、そういう時にどうするか事前に考えておくとか、そういった対策が必要かと思います」

また、今回の地震は大きな活断層が確認されてない地域で発生しました。

東北大学災害科学国際研究所 遠田晋次教授
「宮城県には仙台市を横切るような長町利府線断層帯という一級の活断層があります。ですがその活断層ではない、自分の所が長町利府線断層から離れているといっても、この程度の地震はどこでも起きうる。あらためて、海の地震とは違うタイプの地震も起こるんだということを知っておいていただきたいと思います」

仙台放送
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