ロッテが悪夢の2夜連続サヨナラ負け。
10連勝の首位ソフトバンクのマジック「8」点灯を許し、悲願の逆転Vがまた一歩遠のいた。

1-1の同点で迎えた9回裏、ロッテは守護神・益田直也(30)がマウンドへ。
フォアボールとデッドボールで2アウト1・2塁のピンチを招くと、前日にもサヨナラを呼び込んだ山野辺翔(26)にライト前へ弾き返される。
ライト福田秀平(31)の好返球で際どいホームクロスプレーとなったが、判定はセーフ。
井口資仁監督(45)のリクエストでリプレー検証となったが、判定は変わらなかった。

2度目の先発で初勝利をかけ臨んだチェン・ウェイン(35)は6回1失点の好投も打線の援護なく、またもお預け。

7回にはチームトップ25本塁打、65打点のマーティン(32)がダブルプレーを逃れようと全力疾走し1塁ベースを踏んだ際に左足首を負傷。
自力で歩くこともできず、清田育宏(34)に背負われ、ベンチに下がった。

残り16試合。これで首位ソフトバンクとは7.5ゲーム差。一方で3位西武にも4ゲーム差に迫られた。また、チームはこの日、8月に腰を痛めアメリカに一時帰国していたブランドン・レアード(33)が椎間板ヘルニアの手術を受けたと発表。かつてないほどの厳しいチーム事情の中で、総力戦で最後まで戦い抜く。

【10月21日プロ野球結果】
ヤクルト2-1巨人
中日4-2DeNA
阪神2-0広島
日本ハム1-9ソフトバンク
楽天5-6オリックス
西武2-1ロッテ