各界のキーマンに今年の決意や抱負を聞く新春インタビュー。開幕まであと1カ月に迫ったミラノ・コルティナ五輪、活躍が期待されるニューヒロインが五輪への意気込み、そして、地元・岡山への思いを語りました。
(ショートトラック日本代表 中島未莉選手)
「日本女子のエースとして・・・夢を夢で終わらせないように」
倉敷市出身、スピードスケート・ショートトラック日本代表の中島未莉選手(22・トヨタ自動車)。世界ランキングは12位。この競技では岡山勢初の五輪出場で、女子では日本初のメダル獲得が期待されています。
(ショートトラック日本代表 中島未莉選手)
「五輪では個人でもリレーでもメダルを取れる可能性があると思うので、しっかり準備して、五輪の圧に負けないように、まずは自分が輝いている姿を皆さんに届けられたら」
中島選手の強みは「気持ちの強さ」です。
1周111.12メートルの短いトラックを時速45キロで駆け巡るショートトラックは選手同士の駆け引きが勝負のカギを握ります。
2025年9月に行われたワールドツアーの代表選考会。1500メートル決勝で中島選手はレース終盤、一瞬で前に出るとそのままトップでフィニッシュ。今シーズンは世界レベルの選手と多く対戦することでそうした「勝負強さ」を身に付けました。
(中島未莉選手)
「しっかり練習も取り組めていて五輪に向けて準備ができている状態。(今季は)はるかにレベルアップしていると実感していて、(ツアーでは)リレーでアンカーを務めツアー2戦連続でメダル獲得ができて良かった」
スケートを始めたのは小学生の時。学校でもらった体験会のチラシを見たのがきっかけでした。以来、高校生の時まで地元のスケートクラブに所属し、練習に励んできました。
練習拠点のヘルスピア倉敷(倉敷市)ではこの日、中島選手もかつて参加した体験会が。クラブの後輩や子供たちにとって中島選手は憧れの存在です。
(子供たちは…)
「3種目で1位をとってすごいと思った。憧れです」
「自分も同じくらい速くなりたい」
(岡山時代に中島選手を指導 平井貴子コーチ)
「(中島選手が)きっかけでスケートができるということをもっと岡山の人が知ってくれたらうれしい」
世界大会に数多く出場し、地元に帰る機会が少ない中島選手。12月、東京で行われた五輪出場選手の発表会で両親と会った時には緊張の糸がほぐれ、涙を流しました。
(母・結子さん)
「連絡は毎日のようにとっていたが、顔を見るとうれしくて涙が出ました。欲を言えばメダルだが、とりあえず楽しんでほしい」
(中島未莉選手)
「誰でも経験できる舞台ではないので、選ばれた自覚をもって、五輪に「行ってきます」と自信を持って言いたい」
地元からの応援を力に変えて、夢の舞台に挑む中島選手。ミラノ・コルティナ五輪は2月6日開幕です。
(中島未莉選手)
「夢のような舞台だと思っているが、夢を夢で終わらせないように、岡山と日本を背負ってしっかり頑張ってきます」