立憲民主党の野田代表は5日、党職員への仕事始めの挨拶で、「インターネット上では、我々に対する評価とても厳しい」と切りだし、「まだ増税派の野田佳彦と言われているし、媚中派の最高顧問もいるし、態度の悪い幹事長もいるし、あらゆる面でご迷惑かけている」と自虐的に紹介したうえで、「何と言われようと、右にも左にも傾かない国民の生活に根ざした現実路線を中道の立場でブレずに訴えていきたい」と、決意を述べた。
松下政経塾の後輩でもある高市首相について野田氏は、「前の総理はどちらかというと腰が重い感じの暗いイメージだったが、高市さんは打って変わって明るいイメージがあり、それが支持率の高止まりにつながっている」と持ち上げた。
一方で野田氏は、高市首相の「台湾有事をめぐる発言」や「官邸の安全保障担当のスタッフのいわゆる核保有発言」などを挙げ、「前政権よりも危うさ感じている」と懸念を示し、「その危うさについて厳しく指摘し、対案を示していくのが野党第一党の役割だ」と強調した。
野田氏は、「今、政策実現という美名の下で高市政権を支える側の補完勢力に、野党が競い合っているような状況だ」と一部野党の動きに批判的な見方を示したうえで、「立憲民主党はしっかりと対峙していきたい」と、他党との差別化をアピールした。