北海道札幌市中央区に住む50代の男性がSNS型の投資詐欺で約7120万円をだまし取られました。

 警察によりますと、男性は9月7日、インスタグラムのバナー広告で「優良銘柄をお伝えします」と書かれた投資の広告を見つけました。

 興味を持った男性は広告からLINEに誘導され、“投資家”を名乗る「山田俊一」や“アシスタント”を名乗る「谷口由美」、“投資サイトカスタマーサポート”を名乗る「松本俊一」などとLINEグループで連絡を取るようになったということです。

 男性は10月ごろから株を購入するようになり、投資サイトには利益が出ているように表示されていました。

 これを信じた男性は約3か月間、25回にわたって指定された口座にATMなどで送金し、約7120万円をだまし取られました。

 サイト上では2000万円ほどの利益が出ていたため、12月26日に引き出そうとしましたが、松本からLINEで「登録された口座情報と違うので出金できません。口座が凍結されたので解除するのにさらに金銭が必要です」などと言われ、詐欺だと気づいたということです。

 12月30日に男性自ら警察署を訪れ、「詐欺の被害にあいました」と届け出て事件が発覚しました。

 警察は「SNSで投資名目で高額の振り込みを依頼された場合は詐欺の可能性が高い」と注意を呼びかけています。

北海道文化放送
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