アメリカのトランプ大統領は、南部フロリダ州でウクライナのゼレンスキー大統領とロシアとの和平案を巡り協議を行っています。

アメリカ トランプ大統領:
合意に至らないといけない。犠牲者が多すぎる。両大統領が合意を望んでいると思う。「安全の保証」について合意するだろう。強力な合意だ。

トランプ大統領は会談前、SNSにロシアのプーチン大統領と「非常に実りある電話会談を行った」と投稿し、ゼレンスキー大統領を迎えた際も「和平交渉は最終段階にきている」と述べました。

一方、ゼレンスキー大統領はこれまで20項目の和平案について「最終的な決定の前に国民と意思疎通を図る必要がある」とし、アメリカに妥協を迫られた場合には国民投票を行う考えを示しています。

しかし、ロシアのウシャコフ大統領補佐官は「国民投票を口実とした一時的な停戦は、紛争問題の解決の先送りにすぎないとの認識で米ロ首脳が一致した」と主張し、戦闘終結の条件が東部ドンバス地域の明け渡しである事を改めて強調しています。

トランプ大統領はゼレンスキー大統領との会談後、再度プーチン大統領と電話で協議する方針です。