九州産交バスは12月25日、高速バスのトランクルームから荷物を取ろうとしていた男性を誤って中に閉じ込めたまま走行したと明らかにしました。
九州産交バスによりますと12月25日午後10時半ごろ福岡空港発・桜町バスターミナル行きの高速バス『ひのくに号』が九州自動車道の武蔵ケ丘バス停に停車。
降車した10代の男性がバスの側面のトランクルームの中に入り荷物を取り出そうとしていたところ運転士が中を確認せずに扉を閉めて出発したということです。
男性がバス停に迎えに来ていた家族に携帯電話で助けを求め、会社からの連絡を受けた運転士が約10分後に熊本市東区の交差点付近で緊急停車させました。
男性にケガはなく運転士からの問いかけに「ここで大丈夫」と答えたため運転士はその場を離れたということです。
九州産交バスは男性に謝罪し「トランクルーム内の目視確認を徹底する」としています。