ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのトランプ大統領と和平案について協議するため、アメリカ南部のフロリダ州に到着しました。
ロシアとウクライナの戦争終結に向けた20項目の和平案では、終戦後の領土の扱いや「安全の保証」、ロシアが占拠するザポリージャ原子力発電所の管理をめぐり、意見の隔たりが残っています。
ゼレンスキー大統領は、和平案について「最終的な決定の前に、国民と意思疎通を図る必要がある」として、アメリカに妥協を迫られた場合には、国民投票を行う考えを示しました。
ロシア側は譲歩しない構えを崩しておらず、合意に向けた道筋を示せるかが焦点です。
アメリカとウクライナの首脳会談は、日本時間の29日未明に行われる見通しです。