クマの捕獲にあたる猟友会や自治体職員の負担を軽減しようと、秋田県内の企業などが箱わなを管理する新たなシステムを開発しました。見回りの負担軽減や安全確保などが期待されています。

開発に携わったのは、秋田県産業技術センターや自治体のSNS運用事業などを手がけている秋田市のアキタネットなど4者です。

新たなシステムが導入された筒形の箱わなは、中にある餌を引っ張ると扉が閉まる仕組みです。一見、普通のわなのようですが、衝撃を感知するセンサーが取り付けられていて、扉が閉まるとスマートフォンのLINEに通知が届く仕組みになっています。

従来のセンサーは赤外線やカメラなどで動物を感知しますが、導入費用が高い上に消費電力が大きく、長時間動かすことが難しいなどの課題がありました。

今回のセンサーには1カ月ほど稼働できるバッテリーが使われていて、雨や衝撃に強いケースに収納されています。

また、どのような形の箱わなであっても、針金などを使って簡単に取り付けられることもメリットの一つです。

通信手段には無料通信アプリLINEが採用されていて、扉を閉めると数十秒で通知が届きました。通知では、振動が確認されたことのほか、わなの位置情報も届きます。

複数を同時に管理する場合も、どの箱わなで反応があったかをスマートフォンで確認できるため、見回りの負担が減るほか、安全確保の面でも効果が期待できます。

アキタネット・佐藤誠社長:
「複数の猟友会や自治体職員で管理されているはずなので、一斉に情報共有できる。現場の負担軽減にはなると思う。秋田といえば“クマ”となっているが、秋田で鍛えられたシステムが全国に広がったら僕らもやりがいがある」

新たなシステムは2025年度中に実証試験が行われる予定で、早ければ2026年春からの実用化を目指しています。

秋田テレビ
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