2026年の干支「午(うま)」にちなみ、相性の良いスポットやグルメを巡る“ウマが合う旅”へ。パワフルで情熱的な年とされる午年にふさわしく、秋田・鹿角市には、大地のエネルギーを感じるスポットやご縁を結ぶ神社、そして体の芯から力が湧くグルメがそろっている。新しい一年を元気に駆け抜ける活力をチャージしに、鹿角に出かけてみてはいかがだろうか。
「花輪ばやし」の迫力に迎えられる鹿角の旅へ
秋田県北部に位置する鹿角市。

道の駅かづのに併設された展示施設には、毎年夏に行われる『花輪ばやし』の豪華な屋台が一年を通して並び、その迫力に思わず足が止まる。

日本三大ばやしの一つに数えられ、国の重要無形民俗文化財、さらにユネスコ世界無形文化遺産にも登録されているこの祭りは、鹿角市が誇る最大の伝統行事だ。
きらびやかな装飾と実際に使われてきた屋台の存在感は圧巻で、訪れた人に強いエネルギーを与えてくれる。
地球のパワーを感じる「史跡 尾去沢鉱山」
旅の最初に訪れたのは、国内最大級の鉱山跡「史跡 尾去沢鉱山」。約1300年にわたり銅を中心に採掘が続けられた場所で、全長800kmに及ぶ坑道のうち1.7kmが一般公開されている。
案内してくれた支配人の小田切健太郎さんは「昔は金銀銅がとれた宝の山。地球が人に贈ったプレゼント」と語る。

坑道内では金色に輝く岩肌が見られるが、これは銅の光沢によるものだという。
さらに進むと、高さ約30mにまで掘り上げられた巨大な空洞が現れる。明治以降の機械採掘によるもので、迫力ある景観が広がる。
一方、江戸時代の手掘り跡は小さく、1日に10cmしか掘り進められなかったという。当時の人々の根気と技術に思わず息をのむ。“山師”と呼ばれる勘の鋭い人が鉱脈を探し当てたというエピソードも残り、長い歴史を肌で感じながら、大地のパワーをしっかりチャージできるスポットだ。
尾去沢鉱山は運営側の高齢化などにより、2026年3月末で一般公開を終了し、今後は団体予約のみ受け付ける予定。
ご縁を結ぶ“狛猫”の神社「鹿角八坂神社」
続いて向かったのは、縁結びで知られる「鹿角八坂神社」。
境内では、狛犬ならぬ“狛猫”が参拝者を迎えてくれる。全国から多くの参拝者が訪れ、参拝した日に運命の相手と出会って結ばれたというエピソードもあるほど人気のスポットだ。
おはらいを受けた後は、赤いひもを境内のイチョウの木に結び、願いを込めるのが習わし。 御朱印の種類も豊富で、参拝者が絶えないという。
豆腐で邪気払い 創業1915年「奈良亀」
食からパワーを取り入れたい人には、1915(大正4)年創業の老舗「奈良亀」がおすすめだ。
“邪気を払う食べ物”とされる豆腐を使った定食が人気で、1日20食限定の『湯どうふ定食』は、濃厚な豆乳を使った豆腐の深い味わいが特徴。

店では豆腐作り体験(毎週土曜日開催・要予約)も可能で、天然にがりと豆乳を合わせて湯煎することで、出来立ての寄せ豆腐が完成する。
店内では豆腐のほか、おからドーナツなどのお土産も購入できる。
鹿角のソウルフードでスタミナ補給「ホルモン幸楽」
旅の締めくくりは、スタミナ満点の食を求めて「ホルモン幸楽」へ。
鹿角市民のソウルフード『鹿角ホルモン』は、ジンギスカン鍋で豪快に焼き上げるスタイルが特徴で、ニンニクの香りが食欲をそそる。
プリプリとした食感と、かむほどに広がるうまみが魅力で、「一度味わえば癖になる」と店の中島聖恵さんは話す。
約70年前から豆腐を入れる文化が根づき、家庭や店によって具材は異なるが、ホルモンとキャベツが定番だという。
ホルモン幸楽では毎日仕込みを行い、新鮮なホルモンを提供している。
午年のスタートに鹿角でエネルギー補給を

大地の力、ご縁を結ぶ祈り、体に染み渡る食のパワー。 鹿角市には、午年を元気に駆け抜けるためのエネルギーが詰まっている。
新しい一年の始まりに、パワーを求めて訪れてみてはいかがだろうか。
(秋田テレビ)
