富山県内のスキー場にとって待望の降雪があり、あわすのスキー場が27日からの営業再開を決定した。雪不足に悩まされていた県内8箇所のスキー場にとって、年末年始の繁忙期を前に朗報となった。

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「間に合った」営業再開に安堵のスキー場

「間に合った。明日からの連続年末年始の休暇に間に合った」と、あわすのスキー場の松井一洋支配人は喜びを語った。

24日のゲレンデ(支配人撮影)
24日のゲレンデ(支配人撮影)
26日のゲレンデ
26日のゲレンデ

今月13日にオープンしたあわすのスキー場は、雪不足のためこれまでわずか3日しか営業できていなかった。しかし26日午後に50センチの積雪を確認し、27日からの営業再開が決まった。

県内では8つのスキー場のうち7カ所でオープンが延期となっており、26日現在、営業しているスキー場は一つもない状況だった。

雪溶け対策も万全に

営業再開が決まったものの、課題はまだある。「うれしいはうれしい。来週気温が上がるので追加で雪を投入して備えている」と松井支配人は先を見据えた対策を語った。

あわすのスキー場では、せっかく降った雪が溶けないよう、周辺の駐車場などから集めた数十トンの雪を追加でゲレンデに投入する作業が行われている。27日からの連続営業を目指し、準備が急ピッチで進められていた。

他のスキー場も営業再開へ動き出す

牛岳温泉スキー場とイオックスアローザは、27日の状況次第で28日からの営業を検討している。その他のスキー場については、まだ営業再開の見通しが立っていない。

年末年始の大切な営業期間を前に、富山県内のスキー場は雪との闘いを続けている。

(富山テレビ放送)

富山テレビ
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