富山県黒部市の上坂展弘副市長が26日に辞表を提出し、来年4月の黒部市長選挙への立候補を検討したいと述べました。選挙戦には現職の武隈市長が出馬を表明しているほか、元黒部市議も出馬の準備を進めています。
黒部市の上坂展弘副市長は、宇奈月町出身の64歳。県の土木センター所長や土木部次長などを歴任し、2020年から副市長を務め、現在2期目です。
上坂副市長は26日午前、市に辞表を提出。
午後、報道陣の取材に答え、黒部市長選への出馬を検討したいと述べました。

*黒部市 上坂展弘副市長
「周りから促されていることもあって、よく考えたい。市政がどうあるべきか、自分がどういう立ち位置でやっていくべきか、まずはいったん職を辞したうえでよく考えるべき。年末年始でよく考えたい」
市長選を巡っては、現職の武隈義一市長が2期目を目指して出馬すると表明しています。
26日、武隈市長は「現在も出馬する気持ちに変わりはない」としたうえで、上坂副市長の辞表については、「慰留したい」と話しました。
*武隈義一黒部市長
「少し驚いている、慰留に努めた、(受理するかどうか)よく考えたい」
市によりますと、市長が辞表を受理すれば辞職が認められますが、受理しなかった場合は20日間が経過した来月14日の時点で辞職となるということです。
また、市長選には、元黒部市議の小柳勇人さんも出馬へ準備を進め、三つ巴となる可能性があります。
黒部市長選挙は来年4月5日告示、12日投開票です。
(富山テレビ放送)
