全国で被害が激増している特殊詐欺。例年、12月は増加傾向で年末にかけても注意が必要です。岡山市の商業施設では25日、高校生たちが警察と協力して啓発活動を行いました。

岡山市北区のイオンモール岡山では25日、山陽学園中学・高校に通う生徒5人がチラシを配ったり、館内アナウンスを行うなどして特殊詐欺への注意を呼びかけました。

(アナウンス)
「警察が電話でビデオ通話や金の振り込みを求めてきたら、それはニセ警察詐欺です。電話の相手が本当に家族か判断できるように、家族だけの合言葉を決めておきましょう」

岡山県警によりますと、2025年に入ってから11月末までの特殊詐欺の認知件数は未遂を含めて297件、被害額は約11億6500万円に上ります。例年、12月はボーナスなどが狙われ被害が増加傾向にあり特に注意が必要です。

(岡山中央警察署生活安全1課 山本直希課長)
「高齢者の家には若い人たちが帰省する。1年で家族全員が過ごす機会はあまりないので、みんなが顔を合わせた時に特殊詐欺の危険性や、特殊詐欺に気を付けていこうという話を家族で話してほしい」

県警は11月11日に特殊詐欺緊急特別警報を発令していて、これから年末にかけても引き続き、警戒を強めることにしています。

岡山放送
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