瀬戸内海で影響が広がる養殖カキの大量死問題。香川県では12月25日、臨時県議会が開かれ、カキの養殖業者を支援する費用などを盛り込んだ一般会計の総額で約300億円の補正予算案が可決されました。
本会議では、国の経済対策に対応する事業などを盛り込んだ一般会計の総額で約301億3000万円の補正予算案など3つの議案が提案されました。
(香川県 池田豊人知事)
「今期のカキのへい死被害を受けて、本県として早急に対応が必要なものをご提案したところ」
補正予算案では、養殖カキの大量死や物価高騰で経済的にダメージを受けているカキの養殖業者を支援する県独自の事業に総額2200万円をあてています。
内訳は、西日本信漁連から融資を受けた場合、利子の一部を補助し無利子で借りられるようにする事業に100万円。カキの種苗を購入する費用を補助する事業に2100万円となっています。
提案された議案は25日に採決され、3つの議案全てが可決されました。