世界初の6回転半を成功させた「スピンマスター」スノーボードの荻原大翔選手が福島県のネコママウンテンで強化合宿中。海外基準に合わせた専用コースで練習を重ねる荻原選手が、ミラノ冬季オリンピックに向けて意欲を語った。
ビッグエアの名手が強化合宿
スノーボード・ビッグエアで世界初の6回転半を成功させ、「スピンマスター」の異名を持つ荻原大翔選手が、ホームゲレンデの星野リゾート ネコママウンテン(福島県磐梯町・北塩原村)で強化合宿を行っている。
荻原選手は2025年12月にアメリカで開催されたワールドカップで優勝し、2026年2月に開幕する冬季オリンピックでの代表入りをほぼ確実にしている。
「オリンピックに似たセクションで、自分でやりたいことを結構色々練習できたので本当に良かったですし、この時期に日本でこの練習ができるというのが本当に良かったです」と荻原選手は充実した練習環境に満足している様子だ。
海外基準に合わせた専用コース
荻原選手は幼い頃から練習を重ねてきた縁で、ネコママウンテンとスポンサー契約を結んでいる。ゲレンデには彼のために、レールの高さや間隔など海外基準に合わせた専用コースが設けられている。
この日、星野リゾートの星野佳路代表から来年の活躍を願い、縁起物の赤べこを手渡された。荻原選手は「今シーズンはミラノオリンピックがあるので、そこでスロープスタイル、ビッグエア共に金メダルを取れるように頑張りたいと思います」と意気込みを語った。
荻原選手のビッグエアでのスピンは彼の代名詞となっており、高度な回転技術で世界的に注目されている。2026年1月2日までネコママウンテンで練習を重ね、さらなる高みを目指す。
(福島テレビ)
