JR四国は、老朽化したローカル気動車に替わり、2026年から導入を目指すハイブリッド式の新車両を12月23日にお披露目しました。
23日に公開された新型車両3600系。ステンレス製の車体は、ライトブルーを基調にしていて、四国の海や空をイメージしています。
JR四国で初めてとなるハイブリッド式車両で、エンジンで発電した電気や蓄電池に貯めた電気でモーターを回転させて走行することもできます。車内は、温もりを感じさせる木目調の床で、自然光を意識した明るい空間を演出したほか、車いすに対応したスペースやトイレも設けられています。
またJR四国で初めて、液晶ディスプレーを使った車内案内表示や電気式のドアの開閉装置を設けていて、誤って手や荷物を挟むとドアが自動で開くようになっています。
(JR四国 四之宮和幸社長)
「ハイブリッド式で見た目では分からないが、実際列車が走行する時は従来の気動車に比べて乗り心地が良い。地域の人には日常の足としてだけでなく、四国の中をゆっくりローカル車両で旅してほしい」
新しい車両は、2026年1月から走行試験を行い、6月には高徳線や徳島線など、香川県や徳島県の路線で運行される予定です。