香川県警は、パトロール活動などを行う警察官を対象にカメラ機能などを備えた通信システムを胸元に装着し、ハンズフリーで動画撮影する取り組みを、２０２６年１月から試験的に始めることにしました。
対象は、一部の警察署と本部でパトロール活動を行う警察官で、１月５日から試験運用を始めます。スマホ型の情報通信機器を専用ケースに入れ胸元に装着し、原則、相手に伝えた上で撮影を始めます。両手を使わずに現場の状況を記録でき、トラブルなどの対応に当たる警察官の安全確保につながります。
カメラ機能を備えた情報共有システムは２０２１年３月に導入されていて、指揮本部でリアルタイムで映像を確認でき、迅速な状況把握が見込めるということです。
（香川県警地域課 辻貴也次長）
「現場の状況はただちに言葉で表すことは難しい。現場をカメラで見ることによって正確な指示ができると思うので（胸元に付けて）カメラを使いたい」
県警は今後、県内全ての警察署での導入を目指したいとしています。
