「あなたの口座がマネロンに使われている」などと警察官を名乗る男のニセ電話を信じ込み、SNSに誘導されて、福岡県久留米市の42歳の男性が現金約1700万円をだまし取られていたことがわかりました。

久留米警察署によりますと19日、久留米市の会社員の男性(42)に福岡県警察本部捜査第二課の警察官を名乗る男から電話があり、「あなたの口座がマネロンに使われている。捕まえた犯人の1人があなたの口座を買ったと言っている。あなたの口座のお金がマネロンに使われていないか確認する。確認できないとあなたも犯人になる。指定する口座にお金を振り込み、確認できればお金は返す」などと言われ、SNSに誘導されました。

その後、男性は京都府の検察官を名乗る男から「捜査令状」と書かれた画像を見せられたことから、男らがそれぞれ警察官、検察官であると信じ込み、その当日に4回にわたって指定口座に現金合計1724万円を振り込んでだまし取られたということです。

警察はニセ電話詐欺事件として調べるとともに
▽警察官をかたるニセ電話詐欺に注意しましょう。
▽警察官や検察官が「SNSで事件の内容を伝えること」、「捜査のためお金を送金させること」はありません。
▽「+1」や「+44」などから始まる国際電話番号を悪用したニセ電話詐欺が発生しているので、海外との電話が不要な方は、発着信を無償で休止できる「国際電話不取扱受付センター」のサービスを利用しましょう。
と注意を呼びかけています。

テレビ西日本
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