香港の中心部で18日、日本円の現金約10億円が奪われる強盗事件がありました。
香港メディアによりますと、香港島の中心部で、外貨両替店の店員2人が銀行で両替するため日本円の現金が入ったスーツケース4個を持って車から降りたところ、刃物を持った複数の男らに脅され、スーツケースを奪われました。
4つのスーツケースには、日本円の現金およそ10億円が分けて入れられていたということです。
男らは現場から車で逃走しました。
その後、警察は、現場近くで大量の日本円が入ったスーツケースを持っていた中国本土出身の43歳の男の容疑者1人を逮捕したほか、別の場所で犯行に使われたとみられる車を発見したということです。
香港の警察は、逮捕した男が香港に来た目的や、逃げたほかの犯行グループの行方を捜査しています。