アメリカのトランプ大統領は18日、連邦政府機関に大麻の規制緩和を迅速に進めるよう司法長官に指示する大統領令に署名した。
医療目的で「大麻を合法化するわけではない」と強調している。
アメリカの連邦政府では現在、大麻はヘロインなどと並んで最も危険性が高い薬物の一つとして分類されている。
トランプ大統領は18日、医療用大麻の研究を促進するため、大麻の分類を鎮痛剤であるケタミンなどと同じ分類に引き下げ、司法長官に指示する大統領令に署名した。
トランプ大統領:
懇願している人たちがいる。彼らはひどい痛みに苦しんでいる。何十年もの間、この処置は極度の痛み、不治の病、進行性の癌、発作性疾患に苦しむアメリカの患者たちから求められてきた。
その上で、トランプ氏は「大麻を合法化するわけではない」と述べて、娯楽用の大麻使用は認めない姿勢を強調した。
アメリカでは現在、40の州と首都ワシントンが医療用大麻の使用を合法化している。