青森県東方沖を震源とする地震で、気象庁と内閣府は、「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表し、引き続き巨大地震への備えを呼びかけています。
備えに対する意識が高まる中、12月13日、仙台市青葉区では、次世代の防災活動の担い手を育成するための研修会が開かれました。
宮城県教育委員会と、東北大学災害科学国際研究所は、少子高齢化が進む中、地域防災の担い手を育成しようと、「みやぎ防災ジュニアリーダー」の取り組みを進めています。
13日の研修会には、高校生およそ80人が参加し、石巻市立湊中学校の校長で、
東日本大震災で大川小学校6年生だった長女を亡くした、平塚真一郎さんなどの講話を聞きました。
石巻市立湊中学校 平塚真一郎校長
「皆さんは命のバトンを誰かからもらったんです。今度は皆さんがそのように命をつないでいく番です。つないでくださいね。皆さんが命のバトンを今度は渡す番ですね。安全な社会を作る当事者でやってください皆さんが安全を作る番です。皆さんが今、こうしていられるのは、誰かが作ってきた安全・安心な社会で生きてこられたから、今ここで当たり前に勉強ができている」
参加した生徒(高校2年生)
「震災を経験していない世代なので、相手にどう伝えるかを意識していきたいと思っている」