宮城県気仙沼市は、7月のカムチャツカ半島沖地震に伴う津波注意報・警報を受け、
市民がとった避難行動のアンケート結果を明らかにしました。
熱中症の心配などもあり、避難した人の73%が、車を使って避難したということです。

カムチャツカ半島沖の巨大地震で、気仙沼漁港では最大99センチの津波が観測されました。

気仙沼市は市民を対象に、避難行動などに関するアンケート調査を郵送やWEBで実施し、1294件の回答が寄せられました。

それによりますと、避難した人の割合は44パーセントで、避難方法としては、車利用が73パーセントを占め、徒歩避難は22パーセントにとどまりました。
市は渋滞を防ぐため、徒歩避難を原則としています。

車を使った理由としては、「車の方が早く避難できると思ったから」が最も多く、
「徒歩避難では熱中症になると思ったから」が続きました。

市は、この結果を防災の取り組みに役立てたいとしています

仙台放送
仙台放送

宮城の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。