大分県宇佐市に住む30代の女性が警察官をかたった特殊詐欺の被害で363万円をだまし取られたことがわかりました。
警察によりますと12月11日、女性の携帯電話に京都府警察本部の警察官を名乗る男から「詐欺事件の犯人を逮捕したら、あなた名義のキャッシュカードが出てきた。今から担当の警察官に代わる」といわれ、電話を代わった担当の警察官を名乗る男からLINEに誘導されました。
そして、その男とLINEのビデオ通話で、女性に逮捕状が出ている旨を告げられるとともに、逮捕状の画像が送信されました。
その後、検事を名乗る男に代わり、その男から「あなたが持っているお札の番号から詐欺の被害金かどうか確認を行う。そのためには、私が指定する口座に入金する必要がある」と言われ、女性はこのままでは捕まってしまうと思い、警察官を名乗る男から指定された口座に5回にわたり、363万円を振り込み、だまし取られる被害にあったということです。
警察は「警察が電話でお金の振り込みを要求することはない。電話でお金を要求されたら一番に詐欺を疑いましょう」と注意を呼びかけています。