日本維新の会の吉村代表は、臨時国会の会期末が17日に迫る中、維新が自民党との連立の条件として提案した「議員定数削減法案」の成立が、野党などの反対で難しい状況になっている現状の受け止めについて聞かれ、「結論が出るまで会期を延長するべきだと思います。結論を出さずに終わる。こんな政治はまっぴらごめんですね」と訴えました。

また国民民主党などが提案し、審議が始まっている「企業団体献金の規制法案」についても、17日の会期末までに「結論出さずに終わる」と見込みを示した上で、同様に「会期延長して結論を出すべき」と語りました。

■「結論を出さずに終わる。こんな政治はまっぴらごめんですね」

【吉村代表】「法案は提出していますので、結論が出るまで会期延長するべきだと思います。

企業団体献金の法案についても今審議されていますが、今のままでいくと結論すら出さずに終わるんじゃないかとも言われています。

結局、企業団体献金に関しても、議員定数削減についても結論を出さずに終わる。こんな政治はまっぴらごめんですね。会期延長したらいいと思います。

企業団体献金の法案だって今審議してるんだったら、もうきちんと結論を出そうよと。採決しましょうよと。これやるべきだと。

それが17日に間に合わないということなのであれば、その会期は僕は延長するべきだと思います」

■「賛否あると思います。でもそれを審議して結論を出すことが役割」

【吉村代表】「企業団体献金に関する法案も、そして自民と維新で議員定数削減法案も出しているわけですから、国会の役割っていうのはそれを審議して…

賛否あると思います。でもそれを審議して結論を出すということ、これが役割だと思います。結論が17日までに出ないのであれば、会期延長してでも僕は結論を出すべきだと思います。

でもそれを言ったら今日も審議やってませんからね。『何でかな』と思いますよ。いや、日にちが足りないんでしょ、と。

“企業団体献金の方を先やんなきゃいけないんです”そのルールだとして、日程は17っていう予定があるわけですから。

今日もやってないじゃないですか。週明けに参考人質疑…これ(企業団体献金の規制法案)もやらないんですかね、結論。わからないですね」

■「決めない国会、まっぴらごめんです」

【吉村代表】「例えば社会保障の改革を進めていくんだったら、『いやそれだと困るよ』とおっしゃる方もいらっしゃるわけですよ。

何で自分たちの議員定数削減とか、そういったことに関しては、結論出さないの?と。
そこまで難しい法案じゃないですよ。中身はシンプルな法案だと思います。

並行して審議、それもしません、と。先にやっているような企業団体献金に関する法案です。それはもう結論出しましょうと言っても結論出さない。

それでこのまま終わるんですかね?延長してでも結論を出すべきだと思います。決めない国会、まっぴらごめんです」

関西テレビ
関西テレビ

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・徳島の最新ニュース、身近な話題、災害や事故の速報などを発信します。