全国で事故を起こす寸前の逆走車の姿が相次いでカメラに捉えられた。街灯のない道路を逆走する大型トラック、車の間を縫うように逆走する乗用車も目撃された。いずれも事故には至らなかったが、極めて危険な状況だった。
夜道に逆走トラック
福岡・筑紫野市で11月27日午後10時半頃、夜のドライブデートを楽しむカップルが撮影したのは逆走するトラックだ。
目撃者が街灯のない片側2車線の道路を走っていると、前方からヘッドライトの明かりが近づいてきた。すれ違った逆走車は大型トラックだった。
目撃者の男性は、「いや、相当ビビりましたね。(彼女は)『ぶつかっていたら私は死んでいるよね』という反応でした」と“恐怖の瞬間”を振り返った。
逆走トラックはすれ違った後、そのまま走り去ったという。
あわや衝突…通勤中に逆走車に遭遇
宮崎・日向市でも恐怖の瞬間がカメラに捉えられていた。
11月29日午前9時半頃、目撃者が車で勤務先に向かっていたところ、逆走車が現れた。
とっさにハンドルを切って接触を回避したた目撃者によると、逆走車を運転していたのは高齢の男性だったという。
逆走車は後ろの2台とすれ違ったあと、元の車線に戻ったという。
車の間を縫うように走る逆走車
さらに、宮城・仙台市太白区の街中で7日午前8時45分頃に撮影されたのは、逆走車が車の間を縫うように駆け抜けていく瞬間だ。
目撃者たちは、「どゆこと?どゆこと?どゆこと?」と思わず声をあげた。
そして「何があったの?やばすぎる?」と声を上げたときには、既に逆走車は“はるか後ろ”に…。
車は白線をまたぎながら進んでいた。目撃者によると、ドライバーは若い男性だったという。
目撃者は、「ワザとじゃないかと思うくらいのスピードだった。(逆走車の運転手に)戸惑っている様子は全くなく、バーンと突っ切っていった」と危険な走行だったと話した。
逆走が撮影された現場は交番の目と鼻の先だ。何台もの車の間を、スピードを落とすことなく走り去る様子が確認されている。
警察によると、現場付近では事故の報告はなかったという。
(「イット!」 12月10日放送より)

