大分県中津市に住む60代女性が100万円をだまし取られるSNS型投資詐欺の被害にあったことが分かりました。
警察によりますと10月1日、女性がYouTubeで投資に関する動画を見ていたところ、「両@リベ大学長」を装った「投資を学びたい方はこちら」という広告が表示されました。
女性がその広告をクリックしたところ、100人程が参加するLINE グループに招待され、そこで投資の先生を名乗るアカウントが株取引市場の情勢を紹介していました。
そのグループに参加するメンバーが「このアカウントの言うとおりに株を売買すればもうけが出た」などと、次々にメッセージを投稿していたことから「自分も株の投資をしてみたい」と思い、そのアカウントのアシスタントを名乗るアカウントとLINEでやりとりを始めました。
そして、アシスタントを名乗る者から、投資の先生を名乗る者が勧めている投資サイトを紹介され、女性はその投資サイトで株を運用すればもうけが出ると思い、その投資サイトに登録したところ、振込先口座の情報が送られてきたため、その口座に2回にわたって合計100万円をインターネットバンキングで振り込み、だまし取られたということです。
警察は「SNSのグループ内で知り合った人に投資を任せるのは、詐欺被害にあう危険性がある。金を送金などする前に、家族や警察に相談してほしい」と注意を呼びかけています。