被害拡大に歯止めがかかりません。香川県内で特殊詐欺などの被害が危機的状況にあるとして、県は１２月１２日、２０２５年で２回目の「特殊詐欺等警戒全県警報」を発令しました。
香川県内で、２０２５年に入って１１月末までに認知された特殊詐欺は３３７件、被害総額は約１１億６３００万円に上り、２０２４年の同じ時期に比べて約５億２６００万円増えています。８月末時点で２０２４年の１年間の被害件数、被害総額を超え、２００３年の統計開始以降、過去最悪の被害となっています。
また、ＳＮＳを通じた投資・ロマンス詐欺は３１０件発生していて、被害総額は、約２１億８４００万円となっています。こちらも被害件数、被害総額いずれも過去最多です。
こうした危機的状況を受けて、県は１２日、「特殊詐欺等警戒全県警報」を発令しました。期間は１２月１２日から２１日までの１０日間で、警報の発令は、１０月に約１０年ぶりに発令されて以来、２０２５年で２回目です。
