中国軍機による自衛隊機へのレーダー照射を巡り、政府・自民党内から改めて中国側を非難する指摘が相次ぎました。
小泉防衛相:
問題の本質は(自衛隊が)対領空侵犯措置を適切に行う中において、中国側が約30分にわたる断続的なレーダー照射を行ったということ。
小泉防衛相は衆議院の安全保障委員会で、中国軍側に「領空侵犯の恐れがあった」とした上で、自衛隊の対応は「当然だ」と強調しました。
自民党・小林政調会長:
かなり危険だし、ゆゆしき事案。挑発的でアンプロフェッショナルな行為だ。
また、自民党の小林政調会長も中国軍の行為を改めて非難しました。
一方、自衛隊の制服組トップで自らもパイロット経験のある内倉統幕長は、記者会見で「断続的な照射があった場合には、自分なら大変ストレスを感じていたと思う」と当時の異常な状況を説明しました。