ノーベル平和賞を受賞したマリア・コリナ・マチャド氏がノルウェー・オスロで記者会見し、「自由無くして民主主義はありえない」と強調しました。
ベネズエラの民主化運動を率いてきたマチャド氏は、現政権の監視を逃れてオスロに到着し、11日未明に、11カ月ぶりに公の場に姿を現しました。
到着直後には滞在先のホテルに集まった支援者などの声援に応じる姿も見られました。
その後、開かれた記者会見では「国の歴史の中で、罪ない人々に対してこれほどの暴力が振るわれたことはかつてない」と改めて現政権を批判するとともに、「自由無くして民主主義はありえない」と述べ、民主主義の重要性を強調しました。
会見ではオスロまでの渡航について、アメリカ政府の支援があったことも明らかになりました。
マチャド氏は、今後ベネズエラに戻ると表明していますが、帰国すれば拘束される恐れがあり、今後の動向は不透明です。