12月に入ってからほとんど雨の降っていない静岡県内では乾燥した状態が続きインフルエンザも猛威をふるっています。感染症を防ぎ、肌を守るために必要なこととは?
女性:
(Q.近頃の乾燥どう?)乾燥がひどい。唇とか荒れちゃいますよね
女性:
だんだん年齢を重ねてくると毎年毎年大変になってくる感じが。顔も保湿。ひたすら保湿を心掛けているが追いつかない
男性:
クリーム塗ったりとか保湿はするようにしている
静岡市では12月に入り最小湿度が20%台となる日も…。
暖房器具を使うと室内はさらに乾燥します。
こうした中、猛威をふるっているのがインフルエンザです。
県内では11月末、過去最も早い“警報レベル入り”が発表されました。
のどの専門家・内尾紀彦 医師はこの時期特に「のどの乾燥」に注意が必要だと話します。
のどの粘膜には感染症を防ぐ働きをする「線毛」があるためです。
そらいろ耳鼻咽喉科センター北駅前院・内尾紀彦 院長:
のどが乾燥すると線毛機能が落ち、動きづらくなる。動きづらくなると細菌やウイルスが感染して炎症が起こる。炎症が起こると炎症が原因でまた乾燥し、線毛の動きが悪くなる
こうした悪循環を生まないためにも、のどの保湿が重要だといいます。
そらいろ耳鼻咽喉科センター北駅前院・内尾紀彦 院長:
一番おススメしたいのはこまめに水分をとること。のどの奥まで保湿をするという意味だと、1日1.5リットルを目安に少しずつ水を飲むことを勧めている。室内も乾燥するので、加湿器などを使って50~60%ぐらいの湿度を目指すことを勧める
こちらは、インフルエンザウイルスの6時間後の生存率を異なる湿度や気温のもとで調査した研究データです。
気温7℃~8℃の場合、湿度が23%~25%の乾燥した環境では生存率は63%ですが、湿度が51%にあがると生存率が42%まで低下。
さらに気温が20.5℃~24℃の場合、同じように乾燥した状態から湿度を上げると生存率は4.2%にまで激減しています。
室内の加湿が感染予防に有効と言えそうです。
弦間彩華アナウンサー:
冬の乾燥対策のうちのひとつ、加湿器。こちらの家電量販店には、大きさ・形さまざまなモデルが並べられています
約50種類の加湿器を取り揃えているエディオン静岡曲金店。
オススメを聞いてみると…。
エディオン静岡曲金店・宇佐美柾人さん:
このスチーム式というタイプがいま一番人気がある。ポットのようにお湯を沸かして蒸気を飛ばす。水を沸騰させるので(菌を)抑制できる。安全でもある
定期的なお手入れが必要な加湿器ですが、こちらは1~2カ月に1度クエン酸を入れて洗浄するだけと簡単です。
また、リビングなど広い部屋に適しているのが…。
エディオン静岡曲金店・宇佐美柾人さん:
フィルターに水を吸わせて風を送り、ヒーターで気化させて風を部屋全体に行き届きやすくして湿度を高める
使い捨てのトレイカバーは1シーズンに1回の交換が目安です。
このほかにもデスクワークで使用できるコンパクトなタイプもあり、部屋の広さや使う環境で選ぶと良いそうです。
エディオン静岡曲金店・宇佐美柾人さん:
暖房を使うとどうしても乾燥してしまう。そこからのどが乾燥すると病気やインフルエンザも流行っているので、感染予防対策としても加湿器を使用してもらえれば
そして、乾燥で気になるのは冬の肌。
熊崎結萌アナウンサー:
まずは肌の乾燥グッズのおすすめ教えてください
杏林堂ドラックストア静岡小鹿店・櫻田智美さん:
一番人気のある高保湿のハンドクリーム。普通のハンドクリームと比べると重めの固いクリーム。それが特徴で水に大変強いクリーム
続いて、こちらは…。
杏林堂ドラックストア静岡小鹿店・櫻田智美さん:
家族全員が愛用できるような赤ちゃんから大人まで使える。かゆみを抑えながら全身保湿をしてくれる
香りも控えめで、男性にも人気があるそうです。
そして、盲点なのが…。
杏林堂ドラックストア静岡小鹿店・櫻田智美さん:
髪の乾燥なんです。髪の乾燥対策グッズ、数多くそろえている
パサつきが気になるという熊崎アナ。
オススメを試してみると…。
熊崎結萌アナウンサー:
一瞬でまとまった感じがある。しっとりしている
杏林堂ドラックストア静岡小鹿店・櫻田智美さん:
潤う感触が髪の毛に得られると思う
空気が乾燥する冬。
感染症だけではなく肌トラブルを防ぐためにも忘れずに乾燥対策をしていきましょう。