犯罪の捜査や人命救助などに鋭い嗅覚で活躍する警察犬と嘱託警察犬の合同訓練が12月5日、島根県浜田市でありました。

匂いをたどり犯人を探す嘱託警察犬。
浜田市の石見海浜公園であった合同訓練には、警察犬1頭と嘱託警察犬8頭が参加しました。
嘱託警察犬は、一般の家庭で飼われている犬が特別な訓練を受けて警察の捜査に協力する犬の事で、5日は松江や安来、益田など県内各地から集まりました。

訓練では、『ナイフを持って逃亡した犯人が近くに隠れている』という想定で、嘱託警察犬が犯人の遺留品から匂いを特定して捜索。
見事、犯人にたどり着きました。

島根県警では、犬を使った捜査や捜索の際、効果的に円滑に現場活動が出来るよう訓練を重ねていて、こうした合同訓練は毎年、この時期に行っています。

島根県警刑事部鑑識課・持田一宏警部:
年末年始は大きな事件が発生する事もある。迅速に対応するためにも直轄警察犬と嘱託警察犬の協力を得て対応したい。

島根県内での警察犬と嘱託警察犬の出動件数は、2025年は71件に及んでいて、中でも行方がわからなくなった認知症の高齢者などの捜索に貢献しているという事です。

TSKさんいん中央テレビ
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