気象庁が「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表していることを受け、岩手県宮古市では、夜の時間帯に、市の公用車を隣接する民間施設の屋上に避難させる措置を12月10日、始めました。

宮古市は、2021年にパチンコ店を運営する公楽と、災害が発生した時の支援に関する協定を締結しています。

10日は、市が所有する60台以上の公用車のうち市役所に駐車している29台を職員が、隣接するパチンコ店の屋上に移動させました。

県が2022年に公表した想定では津波が発生した際最悪の場合、宮古市役所本庁舎の1階の天井付近、2.9mの高さまで浸水する恐れがあるとされています。

公用車の避難はこれまでも訓練として実施してきたほか、2025年7月に津波警報が発表された際にも行われました。

宮古市 芳賀直樹危機管理監
「被害があった後活動に車は必ず必要になるので、公用車を逃がそうということでこの計画を組んだ」

宮古市の公用車の避難は「北海道・三陸沖後発地震注意情報」の対象期間である、12月15日まで続けられます。

岩手めんこいテレビ
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