クマが人の生活圏に出没した際に猟銃を使って駆除する訓練が12月10日、岩手県一関市で行われ、警察と市の担当者、それに猟友会が対応を確認しました。
この訓練は、千厩警察署が主体となって一関市東山町で行われ「住宅の庭にクマが現れた」という想定で実施されました。
警察官
「クマについては時折顔を上げながらカキを食べている状況」
10日は、警察官のほか市の担当者や猟友会など合わせて約50人が参加し、通報を受けてからクマを駆除するまでの手順が確認されました。
警察官
「緊急銃猟の時に、警察はどう動いてほしいとかありますか」
訓練では、人の生活圏にクマが出没した際、自治体の判断で猟銃を使用できる緊急銃猟を行う場合の条件や役割を確かめていました。
千厩警察署 西舘治署長
「クマに対する知識や課題を検証して万全を期したい」
東山町内では、10日の朝にもクマの目撃情報があり、参加者は強い危機感を持ちながら訓練に臨んでいました。
