指定薬物「エトミデート」を密輸した疑いで男が逮捕された。“ゾンビたばこ”と呼ばれるもので、ボディーローションの品目として空港に到着したところ、税関職員が検査をして発見した。
報道陣に笑顔を見せた容疑者
東京・中央区の警視庁月島警察署で10日朝に撮影されたのは、カメラのフラッシュに厳しい表情を浮かべたかと思うと、笑顔を見せた男。
指定薬物を密輸した疑いで間中謙二容疑者(59)が逮捕された。
日本に持ち込んだのは“ゾンビたばこ”と呼ばれる薬物だった。
11月、1箱の段ボールがタイから成田空港に届いた。
税関職員が中を確認すると、「ボディーローション」として、液体入りのボトルが4本送られてきていた。ラベルには「バナナオイル」と書かれていた。
しかし、その液体には、指定薬物「エトミデート」が含まれていた。
“過去最多”の密輸
「エトミデート」は、過剰摂取により手足がけいれんするなどの症状を引き起こすことから、“ゾンビたばこ”とも呼ばれる危険な薬物だ。
押収された量は2kgあまりで、末端価格は2000万円以上に上る。
2025年5月に指定薬物となって以来、全国で最も多い密輸量とみられている。
調べに対し、間中容疑者は「知人から受け取りを依頼されたもので、受け取りを拒否するつもりだった」と話し、容疑を否認している。
警視庁は、密売目的とみて捜査を進めている。
(「イット!」 12月10日放送より)
この記事に載せきれなかった画像を一覧でご覧いただけます。
ギャラリーページはこちら(11枚)
