ノーベル賞の授賞式がスウェーデンの首都・ストックホルムで約7時間後に始まります。
日本人ダブル受賞となる坂口志文さんと北川進さんの表情はどうなのでしょうか。
現地から最新情報を原佑輔記者が中継でお伝えします。
授賞式の会場となるコンサートホールの壁にはノーベルの文字が掲げられ、授賞式を待つばかりとなっています。
坂口さんと北川さんは、1時間ほどで授賞式を終えると、徒歩で約20分の場所にある市庁舎に会場を移して、晩さん会に出席します。
――いよいよですが2人の表情はどんな様子?
昨夜、北川さんと一緒に食事をしたという共同研究者に話を聞くことができました。
北川さんの家族など約40人の食事会だったということで、北川さんは記念講演を終えて非常にリラックスした様子だったそうです。
教え子から講演会での言い間違いを指摘されると、北川さんもむきになって反論したり、部活の反省会のような楽しい会だったそうで、授賞式と晩さん会を楽しみたいとも話していたということです。
――晩さん会はトップシークレットとなっているが最新情報は入っている?
料理も注目ですが、こちらではあるトラブルが話題となっています。
実は先週、晩さん会が行われる会場で、キッチンと会場をつなぐエレベーターが故障したんです。
運の悪いことに、エレベーターの中にはその日行われていたパーティーの料理の一部とスタッフ10人が45分間閉じ込められてしまい、ゲストに提供ができなかったそうなんです。
これは前代未聞のトラブルで、会場の運営会社は10日の本番に向けて特別にエレベーター専用のスタッフを配置して、再発防止に万全を喫していると話していました。
坂口さんと北川さんは1500人が見守る中、スウェーデンのグスタフ国王から記念のメダルや賞状を受け取ります。