コスプレからカードゲームまで多彩なコンテンツが集結
漫画やアニメ、ゲームなど日本が世界に誇る文化、いわゆるポップカルチャー。その魅力を地元から発信しようと12月7日、鹿児島市で「鹿児島ポップカルチャーフェス」と題したイベントが開催され、多くの来場者でにぎわいを見せた。
会場には、鹿児島県内外から約800人が訪れた。ステージ上では、アニメやゲームのキャラクターに扮したコスプレイヤーたちが、ランダムに選ばれる曲に合わせて踊る「ランダムダンス」を披露。
その他にもカードゲーム大会のブースや、ボードゲーム体験コーナーなど、様々なポップカルチャーコンテンツが揃い、訪れた人々はそれぞれのコーナーで楽しい時を過ごしていた。

来場した人からは「コスプレだけでなく、色んなジャンルがたくさんあって、見ている分にもすごく楽しい」「コスプレイヤーの皆さんと一緒に踊るランダムダンス、好きな曲が流れたときは全力で踊った!」「人と人との交流が皆さん優しくてすてき」といった声が聞かれた。

駐車場に「痛車」がズラリ! 通りがかりの人も思わず注目
会場の駐車場には遠目からも目を引くド派手な車がずらりと並んだ。ゲームやアニメのキャラクターがラッピングされた車、いわゆる「痛車」だ。
あまりのインパクトに「たまたま通りかかったらかっこいい車があったので来た。すごくかっこいい」と話す人も。一般の人にもポップカルチャーの魅力が伝わったようだ。

地元からポップカルチャーの魅力を発信
このイベントは、日本が世界に誇るゲームや漫画、アニメといったポップカルチャー文化の魅力を鹿児島からより多くの人に伝えようと、初めて開催された。
かごコス!実行委員会の山口哲さんは、「若い方が集まるイベントが増えていけば、もっと楽しい場所にしていけると思う。一般の方にも参加してもらい、このようなイベントがあると見てもらえたら、楽しさが少しでも伝わると思う」と話し、今後の展開に期待を寄せていた。
鹿児島市内でポップカルチャーに特化したイベントが開かれたことは、地元ファンにとって画期的な出来事だったのではないか。ファンの交流の場としてだけでなく、ポップカルチャーになじみのない人にも魅力を知ってもらう機会となり、地域における文化の多様性を促進する取り組みとして今後に期待したい。

